作品を通して職人さんとの再会
2018年5月6日
”杜の家づくりネットワーク”のSさんの作品である新築住宅の引渡し前のお披露目に角田市まで行ってきた。
時間が早かったので地元の郷土館を拝観させてもらいました。刀や兜が飾られていましたが私にはその文化財としての建物の保存方法や補修
跡などに目が行って柱が交換されている所や床下の足固めに興味が注がれました。武家屋敷(氏家家)を改修した展示館ですが、蔵が並んで
おり当時の石高の高さを感ずることが出来ました。
Sさんの作品拝観予約時間になったので切り上げて伺いました。
女房と一緒だったのですが彼女は住宅には興味があるみたいで放し飼いにして(笑)Sさんに挨拶の後、現場管理をした方と話していました。
職人肌の方で最初は口が重かったのですが徐々に裏話の多くを語ってくれました。
オール地杉で構造材は勿論、家具、建具に至るまでこだわりその加工に携わってきて構造材現しの際の如何に配線を隠蔽させるかや、現代に
おける金物中心の耐震仕様との闘いや火気使用部分の仕様や塗装の施主嗜好など・・・・。
兎に角、Sさんには現場での私のトークなど周囲の空気に迷惑ではなかったのか心配でしたが大変勉強になりました。現場の意見と設計者の
思惑。此れは永遠のテーマではなかろうかと思う。設計者と現場管理者とのぶつかり合いやズレがあったとしても多くの教訓や知識を与えてく
れる。ただ単なる立場の違いだけではなく軋轢の中にこそ、そこの家のテーマがあると思った。
一番興味深かったのは”漆塗り”のカウンターでした。手袋もせずに思わず触ってしまってSさんに窘められた程吸いこまれそうな感覚でした。
去年、Sさんのネットワークのお酒の席でお会いしたことのある若手の職人さんの作品でした。ここで思わぬ再会になりました。
又、総檜の浴室や和室のコアガリ、漬物の素材を寒風さらしにできる土間にも施主の嗜好が詰まっており”食”と”地域性”を感ずることが出来ま
した。
帰りは”稲カフェ”の”あぐりっと産直広場”に寄ってタケノコを買って帰宅、当然晩御飯には”タケノコ御飯”で〆ました。
我が家は玄米ご飯ですので炊くのに時間が掛かりましたがその分・・・・・旨かったです。
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4月、新年度に入って様々な慌ただしさと期待感を持って挑んだONENESS仙台設計企画室の平成30年度ですが昨日就寝しようとした矢先、BS放送だったと思うが建築家「池田武邦」のドキュメンタリー番組が放映されていたのでついつい観てしまい寝不足になってし
「光陰矢の如し」・・・とはよく言ったもので 「光陰流水の如し」「光陰逝水の如し」とも言われる。 月日の経つのはあっという間で二度と戻るこないから、無為に送るべきでないという戒めを含んでいるといわれ「光」は日、「陰は月の意味で「光陰」は月日や時間