6月15日施行「民泊新法」にあたり国土交通省・観光庁に報告の元、「快適な民泊の安全と安心」を担保する調査が今後おこなわれるそうです。
やはり、”おもてなし”の行き届きが今後の日本の観光産業を左右させるわけですから・・・・。
質の違いこそあれ、やはり人と人、それを取り囲む地域があってこそのことだろうと思います。
そしてまた、それをきっかけとして移住を考える方たちも多いと聞きます。
フランス在住の夫婦が 過疎化の進む福井市殿下地区で空き家を改装して インバウンド向けの民泊施設を開こうと 移住を計画し住民らと準備を進めています。
そのききかけは 越前海岸を自転車で旅している途中の雨宿りが縁。
殿下地区は地域おこしに前向きな地域で 東日本大震災の被災者受け入れに取り組んでいることや 豊かな自然や人情にも触れ 「よそ者を受け入れてくれる人情の厚さが最高」と 殿下地区に引かれていったそうです。
フランス語やフランス料理の教室 フランス人留学生の受け入れ施設など「古民家活用」を考えているそうです。
地域おこしで大事なことは 「観光」や「食べ物」だと思われていますが 一番大事なのは「ひと」です。 (ひどいのは「建物」と思っている場合が多くあります)
「ひと」だけではダメですが 「ひと」がいなきゃダメだということです。
我々、建築に携わる者としては縁の下の力持ちでしっかりと”こと”を受け止めてそれをいかに実現化できるかを真剣に考えていかなければならないことだと思うのです。