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住宅に対するリフォーム思考の今後の推移

リフォーム工事を推進する動きが多くなってきています。

その一つがホームインスペクターの設立です。

国交省が推進する”既存住宅状況調査士”のことです。
ホームインスペクターとは聞きなれないものに思えますが先進国、特にアメリカでは一般的な存在となっています。

中古物件を検討する際、申込段階で中古物件の瑕疵や居住性を依頼内容に応じて調査報告する調査士です。
同時に保留口座が開設され(エクスクロー制度)瑕疵や居住性を売主買主で負担を検討する材料とし可否を決定するというもの。

今年4月から一部”宅建業法”の改正で”インスペクション”をしたかどうか?又は依頼するかどうか?重要説明事項で告知しなければならなくなりました。
平均的な坪数の中古物件では≒9千円~1万5千円程度の負担だということです。

また、現在お住まいの御自宅のリフォームについては瑕疵保険に入って売る際に備えてきちんとしたリフォーム家歴を残すか?
建築士が関わったリフォームで建築士が発行できる”耐震基準適合証明書”がでる仕事を依頼したか?
(この証明書により(イ)空家譲渡所得特別控除(ロ)買い換え時長期譲渡所得課税(ハ)住宅ローン減税(ニ)贈与税歴年課税(ホ)贈与税相続時精算課税に必要書類)

いま、住んでいる方も購入検討の方も無理せず十分に検討してから行いたいものです。

(注意:”耐震を含めた瑕疵保険”に加入した場合その証明書で”耐震基準適合証明書”に置き換えることは可能)

さて、実際のリフォームの動機としては・・・・

 「住宅の老朽化」が46.5%と断トツ1位なんですが 2位「長持ちさせるため」29.8%が 「台所・浴室・給湯器などの設備が不十分だった」を抜きました。

またリフォーム箇所は 1、台所・便所・浴室等の設備を改善した 85.2% 2、断熱工事・結露防止工事等を行った 67.7% 3、基礎・構造の補強を行った 45.2%

特に、若い世代では 「新築より中古住宅を購入してリフォームすることが得」 が随分浸透していて 「限られた資金を効果的に使って住まいの満足度を上げる」 という流れです。

また、子どもが独立した年配の夫婦が、 快適なセカンドライフのために「住み替えをする」 ケースも増えています。

人生100年と言われる時代・・・ 住まいへの考え方が少し変わってきています。

これからのリフォームは 新築として提供された家を手直ししながら住む」という 旧来型の考え方ではなく、 「手をかけて自分らしく快適に暮らせる家にしていく」 という考え方がスタンダードになっていくようです。

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