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循環型社会へのステップと木造建築の可能性

循環型社会へのステップと木造建築の可能性 - 宮城県仙台市の一級建築士事務所ONENESS(ワンネス)仙台設計企画

日本でも「木造ビル」が注目を集めています。 「高さ350m木造ビル構想」(住友林業) https://toyokeizai.net/articles/-/210783
木材は二酸化炭素を吸収して固定化し コンクリートよりも火に強く 鉄やコンクリートを使うよりも費用が抑えられます。

しかし様々なハードルがあります。 まずは「木造建築物の高さを制限」していることです。
アメリカオレゴン州は 従来6階までとしていた高さ制限を廃止し 高層の木造ビルを合法化し 他の多くの都市でも 大型の木造ビルの許可を求める動きや資金集めが進められています。

カナダトロントのウォーターフロントで計画中の「キーサイド」では、 木造建築物を活用した世界最大規模の開発計画で費用は約10億ドル(約1100億円)

ミネアポリスでは7階建て木造高層ビル「T3」は2016年後半に完成しています。 建物に使用された木材が吸収した二酸化炭素は3600トン以上 1000台近くの車を削減したことと同等の効果です。 https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/photo-tpp201605wood/

カナダ・ケベックの12階建てコンドミニアムには 主に直交集成板(CTL)が使われ、当初は特別な許可が必要でした。 ケベック州政府は木造高層ビルに関する規制を変更して実現しています。

ニューヨーク市ブルックリンでは2棟の大規模木造オフィスビルの建築が進んでいます。 その反面 同じニューヨーク市でも10階建てのコンドミニアムは中止になっています これには規制でのコストアップが関連したようです。

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オレゴン州ポートランドでも木造高層ビルの計画が無期限停止となりました。 建設コストが上昇したため建築が停止されたのです。

地震国日本もそんなに無理して「木造ビル」を追う必要があるのでしょうか? 「住宅は木造にする」 「7割使われている外国産木材を国産木材に切り替える」 「内装に出来る限り木材を活用する」 で十分だと思うのですが皆様はどう思いますか?

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