かわいそうに思いませんか?
これほどの欅材の8寸角の大黒柱や主に杉が多いのですが松材の成2尺物大正8年の新築と棟板には記載していました。
これがゴミと一緒(一部はリサイクルではチップ材)に焼却されてしまうなんて・・・・。
本来であれば所有者に価値を知っていただき移築を勧めるのですが解体が始まっていて矢継ぎ早に価値の高い材料を分けてもらった。
これは知人など同志がいなければできないことで回収、保存をしてもらった。これから”新民家”として価値のわかっていただける方と一緒に旧所有者の方の思いも込めて形創っていこうと思います。
以前から手掛けたことがあり本当に価値がわかりお好きな方にプロデュースしていこうと思います。
店舗でも自宅でも日本独自の感性を再現していこうと思います。
或る意味で省エネより三密優先となります。住まい創りは「古民家に学ぶものが多い」と思います。
解体現場に駆け付け解体業者に頼み込みなんとか最低限傷をつけずに作業の手間のかからないように保管してもらいました。
木は800年経ってやっと強度が徐々に落ちてきて終わりを告げると言われています。
築100年に使われた古材は後700年は活用できるということですが・・・気の遠くなる話ですね。
一般的ともいえる”杉”という樹種は日本にしか生育していない樹種って知ってましたか?
もっと我々は木を良く知るべきことと思います。そして大切にするべき物として扱うべきと思います。
2020-10-17 古民家