古民家の空き家が解体されていく中、一年間知人の土地に保管していた材料が新たな息を吹き始めた瞬間でもあります。大正8年に造られた仙台市内にあった古民家の古材です。
レカット工場に持ち込選別し表面や仕口(柱との木組み)を手作業で加工してもらい防虫防腐の塗装を施し選別した古材以外のものは撤収しユニック(クレーン付トラック)で往復してもらった。
普段、あまり見かけない今の大工さんは老職人の前ではわからないことばかりで腕組みをしている処です。コストの面は今後考えていかなければなりませんが通常の3割増と考えた方がいいかもしれません。
でも、それ以上の価値はある物だと私は感じています。
古材の倉庫を如何に確保するかが今後の私たちの課題であろうと思う。